やる気に関する驚きの科学

先日友人に1本の動画を教えて貰った。

ダニエル・ピンク氏がTEDで語る「やる気に関する驚きの科学」というもの。

日々モチベーションの維持を考える自分にとって非常に興味深かったので考察。

 

ここに「ろうそくの問題」と呼ばれる有名な絵がある。

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この絵を使い「テーブルに蝋がたれないようにロウソクを壁に取り付けてください」という問題を出す。

先に言ってしまうと、以下の様に画鋲の入った箱を使う事が答え。

試行錯誤するうちに誰もが答えにたどり着けると思われる。

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面白いのはここからで、この問題を2つのグループに競わせる。その際、

チームAには特に何も言わず「回答にたどり着くまでの平均値を取りたい」と、

チームBには「これは競争。成績優秀なチームには20ドル支払う」と伝える。

 

当然何も無いよりも何か得るものがあるチームBの方が必死に考え、

早く答えにたどり着きそうなものだが、多くの場合チームAが先に回答を導き出すそうな。

たまたまそうなった訳ではなく、同実験は数十年に渡り研究され毎回同じ結果になる。

氏曰く「報酬は視野を狭め、クリエイティビティを阻害する」。

 

ここで話をモチベーションに戻す。

人をその気にさせる(動機付け=モチベーションを持たせる)には、

外的動機付けと内的動機付けの2種類がある。

 

【外的動機付け】

 ・良くあるインセンティブ的な発想。

 ・~が出来たら~が貰える(If Then 式)というシンプルな考え。

 ・多くの企業が良く使っている制度

【内的動機付け】

 ・重要だから、好きだから、面白いからやる。

  →「自主性」=自分の人生の方向は自分で決めたい

  →「成長」=何か大切な事について上達したい 

  →「目的」=自分自身よりも大きな何かのためにやりたい

 ・Google等の超前衛企業で「20%の時間」として取り入れられている

  →やる事は自由。自分の責任で何でも好きなものを作り、プレゼンする。

   実際にGmail等のメジャーなサービスもここから生まれている。

 

 

例えばライン工の様な、悪く言えばクリエイティビティが必要とされない単純作業においては、外的動機付けは抜群の効果を発揮する。

 逆にアイデア発想の転換イノベーションが求められるような仕事においては、

金銭等の報酬は要を成さず、自主性、やる気、モチベーションが求められるという事。

 

 

結論、0から1を生み出すには他人様にぶら下げられたニンジンではなく、

自分の心の奥底から湧き上がる好奇心や、主体性、矜持を燃料にしなければならない。

 

動画ではさらに詳しく語られているので、参考に。

https://www.youtube.com/watch?v=YcJJYQB0mY0&app=desktop